「THURIUM」というブランド名は、個性的な形で色鮮やかなのが特徴的な南国の花「アンスリウム」からつけられました。花言葉は「情熱」。及川さんは前向きな言葉が素敵であったこと、そしてお花の曲線が美しいと思い、「女性に届ける服のブランド名として魅力的に感じた」といいます。「アン」という言葉は英語では否定語として使用されることもあるため、その言葉を除きスリウムという名にしました。
アンスリウムの花のように、「美しい曲線を使い、女性の身体のラインを綺麗に見せる服つくり」がコンセプト。人の体に沿って型をとることで、きれいなシルエットをつくり出すことが可能な「ドレーピング(立体裁断)」という型紙をつくる方法を採用しています。
「最近はオーバーシルエットそのものが人気ありますね。その中でも、生地の端をつまんだりたたんで縫ってできる『タック』を入れるだけで、着心地の変化はそれほどなくてもメリハリができて見え方が変わります」。
曲線を大事に技術を加えて、生地の立体感を出したりデザイン性を高め、体型に馴染む服づくりをしているのが特徴です。