THURIUMの展開する服は、ストレッチのきいた生地や自宅でも洗濯できる素材を取り入れながら気やすさを追求した服で、手に取りやすい価格に設定して展開しているため、日常的に着ることができるものであることも魅力です。
及川さんは、「どんなにいい服だと思ってもらえても、着てもらえなければ意味がないと思っています」と強調します。「スペシャルな服というのもいいとは思いますが、購入したけど着られなくなってそのままになっていたり、どんなときに着ていいのかわからずに着ていないという人たちがたくさんいます。他の服とはちょっと違う個性のある服、それでいて普段から着て世の中に溶け込めそうな服というのを意識的につくっています」。
特別感はあるけれど日常的に女性たちが着ることができる服を実現しているTHURIUM。リピーターとなっている人たちは、大体約20,000円から30,000円くらいの服を購入しているといいます。
「購入する方たちが感じる価格の高い、安いは人それぞれだと思っていて。ファストファッションなど安価な価格で購入してきた人にとってみると、価格が高いと感じる方もいます。それでもお客様の中には、それまでTHURIUMのような服の価格を高いと感じていた方が1着購入してみて『自分の持っている服と合わせやすかった』と喜んでくださりリピーターになってくださる方がが増えていて。素直に嬉しいなと思っています」。スペシャルな服を日頃から楽しんでほしいので、デザインを『やりすぎない』ことで少しでも手に取ってもらいやすい価格に抑えることができています。
価格によって服を選ぶというよりは、THURIUMの服に魅力を感じて普段から使える服として選んでもらえたこと、そして本人が着やすいと楽しんでくれていることに喜びを感じながら、及川さんは女性たちの毎日を華やかにしてくれる服を提案しています。